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2008年4月の記事

2008年4月26日 (土)

チューリップなぎ倒し男

Photo前橋のチューリップなぎ倒し男の姿を捉えた防犯カメラの映像が全国ニュースで放映されましたね。県警はこの男の身元の特定を急ぎ、市民への情報提供も呼びかけています。

かなりハッキリと映し出されたスーツ姿の40-50代の男。本人はもちろん、家族や同僚はすでに気付いているでしょう。名乗り出るしか選択肢はないかもしれません。

あえて言います。

警察があの映像を公表したのはいき過ぎだッ!

プランター18個、約65本のチューリップを傘でなぎ倒すあの姿は確かにヒドイ行為だし、手入れをしていた人や通りを歩くのを楽しみにしていた人の怒りや悲しみ、憤りは大いに理解できます。

でも、全国にその姿をさらし、事実上の"指名手配"にまでする必要が本当にあったのか!?

恐らくあの男が特定されれば、社会的地位を剥奪されることになるでしょう。モラルなきオトナの行為に対する見せしめということでしょうが、あの行為が一人の男とその家族のすべてを奪うまでのことなのかどうか・・・

学生の頃、酔っ払って道端の植え込みにいたずらしたことはありませんか?花見で悪乗りをして桜の木を折ったことはありませんか?ピンポンダッシュしたことはありませんか?(ちょっとちがうか・・・)
―胸に手をあてれば心当たりのある人も多いはず。

明らかに警察の捜査怠慢だと思います。あれだけ映像に残っているのだから、張り紙による情報提供や張り込み、聞き込みでも十分に犯人に到達できるレベルの案件だったのではないでしょうか。

あの男の行為は絶対に許されないことだし、相応の罰を受けてもらうことは言うまでもありません。僕が言いたいのは「あまりにも過重な制裁でないか!?」ということ。

映像を見た幼児からお年寄りまでが、異口同音に男を糾弾する様子を流す意図的な報道とやり方にも言い表しようのない違和感を覚えます。

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2008年4月19日 (土)

認知症介護疲れ殺人

認知症の96歳の義母の首を絞めて殺害した66歳の男が静岡で逮捕されました。自宅で殺害後、自ら110番したとのこと。男は「介護に疲れた。言うことをきかず暴れたので首を絞めた」と供述。

偶然、この数週間、認知症患者のドキュメント番組を立て続けにみました。

結婚40年、子どもはいないが周囲がうらやむほどの仲の良い夫妻。生真面目な職人だった夫が若年性痴呆症となる。妻を「知らない人」と言い、時に激しく当り散らす。「これが病気の症状なのだと自分に言い聞かせるが、どうしても受け入れることが出来ない」と涙をみせる妻。

ある日、認知症の夫が「別れよう。離婚届を役所からもらって来る」と妻に告げる。妻はこれまでになく深く傷つき動揺するが、感情を押し殺していつものように夫を諭し受け流す。

後日、夫が書き記したメモ帳を妻が見つける。そこには「(妻に)迷惑をかけてすまない。もう死にたい」など、記憶が日ごとに消えていくことへの恐怖に怯え、苦悩する認知症患者の感情が赤裸々に表現されていた。

妻思いの夫が「別れよう」と言ったのは彼のやさしさだったのかもしれない。きっとあの瞬間は認知症の症状は出ていなかったにちがいない・・・

今のところ、進行を遅らすことができても治療の特効薬がない認知症。患者を受け入れる施設も少ないし経済的な負担も重くのしかかります。

後期高齢者医療制度問題で大騒ぎになっていますが、すでに超高齢化社会に突入してきるわが国では、認知症をはじめとして介護が必要な方がますます増えてくることは誰もが承知していること。

75歳以上の高齢者の受益者負担の議論を含め、年金・医療費・税制など抜本的な改革をやらない限り、今回の静岡のような悲劇が繰り返されることは間違いありません。

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2008年4月18日 (金)

塾費用に無利子融資?

東京都が全国で初めて、受験生を抱える低所得者世帯に対して塾費用を無利子で融資する制度を始めるそうです。「親の経済力の格差が子供の学力差に結びつかないようにしたい」というのがその目的。

対象は中3、高3生を抱える年間の課税所得が60万円以下の世帯で、中3には年間15万円、高3は20万円まで無利子で貸し出すとのこと。

この措置、まったくナンセンス。

まず、"塾通い=成績アップ"という当局の短絡的な分析に異議あり!塾に行かせてあげられない貧乏な家庭に生まれたってハングリー精神で東大に合格する子もいれば、超高額学習塾に通っていても鼻クソほじくってボッーっと2時間ムダに過ごしている子もいるわけですよ。

それに行政がなんで塾通いの支援しなきゃいけないの!?公教育を扱う自治体の自己否定に他なりません。これは現場の教職員たちの士気をますます下げることにもつながります。

もし、塾に行けない子どものためのフォローというのなら、放課後を活用した補習等のカリキュラムを編成すべき。たとえば、その講師を民間学習塾から招くというやり方はあってもいいかもしれません。

今回の東京都の試みが公教育の責任と符合していないように考えるのは僕だけでしょうか。

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2008年4月17日 (木)

オリンピックって一体・・・!?

北京オリンピックの聖火リレー。パリやロンドンをはじめ、世界各地で中国のチベット弾圧への抗議活動が続いています。いよいよ来週は長野に聖火がやってきますが、周辺の学校で臨時休校を決めるなどその影響が早くも出ています。

警備でがっちりガードされての聖火リレーにどれだけの意味があるのか甚だ疑問ではありますが、東京オリンピックの招致を目指す日本としては粛々と成功を目指すしか選択肢はないのかもしれませんね。

そんな聖火リレー騒ぎにすっかり隠れてしまっていますが、北京五輪を数ヵ月後に控え、競泳水着のスピード化が激化していることをご存知でしょうか。

スピード社(英国)が開発した"レーザー・レーサー"を着用した選手が、今年の2月以降18もの世界新記録を樹立。この水着を着用したこれまで無名の選手も世界新を連発しています。

当然、"レーザー・レーサー"への日本選手の注目度も高く、現在行われている水泳日本選手権兼北京五輪代表選考会でも20人ほどの選手が使うとのこと。

Photoところが!

日本水連は2012年のロンドン五輪までミズノ、デサント、アシックスの3社と水着使用の契約をしており、北京五輪でスピード社の水着着用はNG。

選手本人の実力が拮抗している世界最高レベルでは、競泳に限らず、そのウェアやシューズ、道具なども勝敗の大きな要因になってきます。

ミズノ、デサント、アシックスに"レーザー・レーサー"以上の水着を開発してもらうことをただただ祈るしかない競泳の日本代表となる選手たちがなんだか気の毒です。

政治的思惑と商業主義にまみれたオリンピック。基本理念はどこへやら・・・。

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2008年4月11日 (金)

鳩山大臣の死刑執行を支持します

法務省が4人の死刑を執行したと発表。鳩山邦夫法務大臣による死刑執行は就任以来3回目、計10人。約2ヶ月に一度という執行命令は異例のスピードらしい。

そんな鳩山大臣に対して、死刑廃止論者の亀井静香センセや加藤紘一センセ、弁護士らが「人が人の命をそんなに簡単に奪ってしまってよいものか」と一斉に反発。マスコミも鳩山大臣に批判的な伝え方をしているような気がします。

"命の重さ"をどう考えるか?

死刑を執行した法務大臣に対して「命を軽く見ている」というのはあまりにも短絡的。命は尊いものであり、何よりも重いというのは至極当然のことであり、今さら声高に叫ぶのはわざとらしい。

死刑囚の"命の重さ"も大事かもしれないけれど、被害者の"命の重さ"がもっと尊重されるべき。確かに死刑廃止を訴える被害者家族も存在しますが、ほとんどの被害者家族は「極刑に処してほしい」と望んでいるのではないでしょうか。

とにかく、現行法の下で死刑が確定している者への死刑執行を命令した鳩山邦夫は法務大臣としての職務を粛々と遂行しているに過ぎません。ペースが速いとか、他の大臣に比べて人数が多いという批判は全く見当はずれだと思う。

死刑廃止について国会で議論することや国民論争することは必要です。しかし、現段階で100名超の死刑囚がいて、その執行を粛々と行っていくということとは別の話。

鳩山大臣の人間性にまで触れ、執行命令を出したことについて非難する廃止論者の存在は論議論争そのものに水をさすのではないでしょうか。

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2008年4月 8日 (火)

日銀夫人から聞く

T6093227日銀総裁に白川副総裁、その副総裁の後任に元財務官の渡辺氏を充てる「同意人事」が明日の本会議で採決されることになりました。

"財政と金融の分離""天下り禁止"などを理由に渡辺氏の副総裁就任に異を唱える小沢党首に対し、鳩山幹事長や前原前代表を含めた民主党の大多数が渡辺氏容認との情報も。

図らずも自らがしかけた日銀人事で党内の権力争いが露呈した民主党。「三人寄れば派閥ができる」とはよく言ったものです。結局は民主党も自民党も日本経済だとか国民の暮らしだとかを真剣に考えてはいないということなのでしょうかねぇ(>_<)

そういえば昨日、日銀の支店長クラスの方の奥様と昼食をいただく機会がありまして。

彼女いわく、「白川さんは福井さんとの年次がうんとひらいている。白川総裁では現場がまとまりにくい。対外的にも"重み"がない」

どうやら本質は永田町で騒ぎになっている副総裁人事ではないようです・・・

"年次"とか"年功序列"とかはもはや死語となっていると思っていましたが、まだまだ健在。そういえば、安倍さんも"当選期数"で何十人も飛び越えて総理大臣だったし、民主党の代表は小沢さんの前は前原さんでしたね。結局は二人とも引きずりおろされ、経験や年齢で二人を上回る福田さんと小沢さんがトップとなったわけです。

福田さんはともかく、小沢さんがトップに就いたことで民主党が政権奪取目前までたどりついた事実は評価してもいいかもしれません。

"年次"を大きくジャンプして総裁の座に就くことになる白川氏。白川日銀の行方はいかに1?

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